鏡の法則~母に感謝の気持ちを伝えました~①
鏡の法則というものを読みました。
ざっくりとしてたあらすじは、
主人公(?)の女性は、息子がいじめられている事、それを自分に相談してくれない事を悩んで夫から紹介されたコンサルタントに相談します。
今悩んでる事はすべて自分に原因があるという事、つまり、大事な子どもが誰かに責められているという事は自分も誰かを責めているという事だというのです。主人公が責めているのは、自分の父親でした。
父親の事を長年許せない主人公であったが、息子のためと思い最初は形ばかりの感謝と謝罪を行います。そこで、父親の反応から自分がいかに愛されていたかに気づき父親と和解。
さらには息子のいじめ問題も解決。
といったものです。多くの方がこのストーリーに涙したそうです。
私ももれずに号泣でした。
さて、私の悩みもこれで解決してみようかなと思ったところ、何をどうしていいのか分からなくなりました。笑
私がこれで悩んでいるという事は、私がどういう事をしているからなんだ?と思った時何も思い当たらず。
もう少し人生をじっくり振り返った方が良さそうです…。
ただ、気になったのが、この主人公の父親の反応でした。
娘に感謝され謝罪され、本当に嬉しかったんだなというのが伝わってきました。それまで、娘との関係でとても寂しい思いをしていたんだなと思うと私も悲しい気持ちになりました。
自分はどうなんだろう、と。
両親の事は大好きでしたが、「ありがとう」「ごめんなさい」は大学に入るくらいまでなぜか恥ずかしくてなかなか言えませんでした。
大学に入学し一人暮らしをし、就職してお金を稼ぐようになり、本当に親のありがたみがわかりました。
今でこそ感謝すべき事には素直に「ありがとう」と言っています。
「ご飯美味しかったよ。ごちそうさま。ありがとう。(実家に遊びに行ったとき)」「子ども達と遊んでくれてありがとう」「いつもありがとう」
と素直に言えるようになりました。
でも、子どもの頃の事は何も言っていないな。と思いました。
私は中学生の頃いじめにあって不登校児でした。
学校に行きたくない、と最初に伝えたのは母親にでした。その頃父親は単身赴任で別の場所に住んでいました。
あまりよく覚えていないのですが、母親は怒る事も無理やり学校に行かせる事もありませんでした。
学校へ行かないことのメリット・デメリットを一緒に考えて紙に書いたのをよく覚えています。
学校に行っていない間、出席日数を稼ぐためにフリースクールに連れて行ってくれたり、カウンセリングも受けていたのをなんとなく覚えています。
家に引きこもってはいけないと考えてくれていたんでしょうか、温泉や山、観光地など色んなところに連れていってくれました。
学校の勉強に遅れてはいけないと、英語、数学は母親が毎日教えてくれました。
反抗期で父親も遠くに住んでいる中本当に大変だったと思います。勉強がわからなくて母親に当たっていました。
それでも、母親も父親も私が学校に行かない事を責める事はありませんでした。行きなさい、と言う事もありませんでした。
中学3年生になり、高校に行きたいからと言う理由で私は中学校に戻りましたが、母親が勉強をみていてくれたおかげでついていく事ができました。
高校も無事に合格。国立大学にも無事入学。すべて両親のおかげです。
でも、不登校だった頃の話はそれから両親と話したことなかったんです。
私にとっても話すのは少し大変な事なのかもしれません。
両親の中ではかなりつらい日々だったのではないかなと親になった今では思います。
でもお礼も何も言ってないな、一緒に振り返ってもいない…。
鏡の法則の目的とは少し違うけれど、主人公の父親の感謝された時の反応をみて、やはり感謝している事は言葉で伝えなきゃと思いました。
しかし、この離れて住んでいる状態で15年くらい前の話をいつ、どんな風に話したら良いものか…。と考えていました。
かなり長くなったので一度やめたいと思います。続きはまた後日。
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